


「蘇」字ですが、中国で一番古い後漢の許慎の『説文解字』では、「蘇は、桂荏(ケイジン)なり。」とあって、桂荏は、紫蘇(シソ)のいわゆる殺菌効果もある薬味につかうシソのことです。
説文より古い使われ方(古い書物)を見ると、『春秋左氏伝』とか『淮南子』に例があって、そこの注釈にそれぞれ「蘇とは、死して更に生くるの名なり。」「蘇とは、生なり。」とあって、つまり「更に生きるを蘇という」という解釈になり、日本語の「よみがえる、生きかえる」意味に使われてきたという訳です。
他に、これも古い書物ですが『書経』では、「いこう、困苦をのがれて休息する」意味だとか、同じく『楚辞』では「さめる、目がさめる、さとる」の意味もあります。
「摩」の方ですが、「磨」に通ずる意味で、「する、すれる」意味が古い使い方のようですが、こする・なでる・ふれるという具体的な意味や 「こころよい」という 意味もあって、「按摩」という熟語に古くからなっていったようです。
それで、「蘇摩」ですが、熟語で「月の神をいう」という例があります。
幕末期の儒者・荒井公履が編集した『事物異名類編( 7巻)』の「神鬼」篇月神の項に「大孔雀経に蘇摩にと。此れ月神を云う。」とあるようです。
ちなみに「蘇摩羅」という仏教語があって、髪を結ぶのに貴賤男女がこの 蘇摩羅の花を使って飾ったそうです。


総栄ビル入口
(甲州街道側)
総栄ビル
治療院入口10F
待合室
祝 開院